毎年この時期は参加者が少ないのだが、今年も同様のようだ。
16人の参加者で観察会が始まる事となったが、個人的には、いつもは遠くから聞く久藤先生の話が近くで聞けるのはありがたい。
まずは、生育に日光が多く必要な植物(陽樹)と、比較的少なくても育つ植物(陰樹)の話です。
マツ、タラノキ、アカメガシワ、ネムノキなどは陽樹で、他の植物が茂って日が当たりにくくなると衰退するとの事。
特徴として、葉の付き方が地上に近くなるほど葉柄(葉身と茎をつなぐ軸の部分)が長くなり、日光を受けやすくなっているそうです。
その説明をする久藤先生の、足元にはまるでつぼみの様なものをつけたスミレが生えています。
これは閉鎖花という立派な花だそうで、花を開かず、つぼみの中で自分の雄しべの花粉を雌しべに付けて受精してるのだそうです。(自家受粉というそうです
春のスミレは昆虫に手伝ってもらい受粉(他家受粉)をしますが、この時期は自家受粉を行って種をつくるそうです。
どうして、自家受粉するのですかね???????
聞くのを忘れたので調べたら、スミレは地上近くに生えているので、他の植物が育つ頃には、昆虫に対して目立たなくなる事と、花を咲かせるエネルギーを節約するためだそうです。
微妙なのですね。
また、スミレはアリに種を運んでもらうのですが、
そのために蟻が好むエライオソームというものが種にくっついているそうです。
「アリに運んでもらう」・・・・何処かで聞いた気が・・・・
そうそう、ギフチョウの食草として灰ヶ峰公園で保護している、サンヨウアオイもアリが媒介するのだった。
サンヨウアオイはその名のとおり山陽側に分布しているアオイで、広島県でも北部に行くとミヤコアオイが生えています。
廿日市では、極楽寺山の北斜面ではミヤコアオイ、南斜面ではサンヨウアオイという分布になっているそうです。
次に面白かったのは、クマノミズキ。
クマノミズキの葉をちぎると、糸を引きます。
これは、葉の導管を補強する役目の繊維が見えるためだそうです。
この繊維、スプリング状になっている聞いたので、ルーペを使って穴が開くほど見ると・・・・・
やっと、ギザギザに見えました。 around・fiftyにはつらかった。
レンコンを食べたときに、糸を引くのも同じことだそうだ。
今度レンコンを食べるときは、ルーペを用意するか(笑)
ここまでの話が、開始から約20分くらい。
この後も、いろいろ面白いこと教えてもらいましたが、ここに書ききれません。
興味のある方は、是非参加してください。
聞けば聞くほど面白いから
観察会は皆が熱心に見聞きした結果、予定のコースを全部回れず時間切れ終了。
最後に久藤先生からリンドウの花の写真と、リンドウが歌われた万葉集の和歌をプレゼントしてもらって解散です。
いつも、ありがとうございます
ヌルデのゴール
ヨモギのゴール
今回見つけたこの虫こぶは、「ヨモギハシロケタマフシ」だと思います。
ヨモギシロケフシタマバエによって、主として葉裏、ときには葉柄や茎に形成される球形の虫えいになります。
←ムラサキシキブの実 実だけが目立ちます。
ヤブムラサキの実 がくが目立ちます。