9月も終わりごろとなり、やっと涼しくなって、
「秋の高原を飛ぶトンボを観察してみよう」というキャッチフレーズにふさわしい天気になりました。
参加者は今回も約30名。
最近の灰ヶ峰観察会は、最低でもこの位の人数が集まるようになってきた。
スタッフとしては、毎回気が抜けない。
今日の進行はS岡さん、講師はひろしま自然の会の会長のK垣さんが努める。

まずは、PCを使って広島県で見られるトンボの説明を受ける。
トンボの種類によって育ち方や、場所に差があり、
ムカシトンボなど比較的古いタイプのトンボは、渓流で幼虫時代を過ごし、
成虫になるのに数年かかるのだそうだ。
ナツアカネなど新しい種類のトンボは、池などの閉鎖水域で幼虫時代を過ごし、
成虫になるのが、数ヶ月と早い。
渓流には比較的安定して水があるから、時間がかかって成虫になってもよいが、
池などは、干上がる可能性があるので、早く成虫になるそうだ。
また、どんな種類のトンボか聞き取れなかったので申し訳ないが、
ヤゴになる前に前幼虫といって、エビのような形態が10分程度あり、
「ピン ピン」と跳ねて水中に入るそうだ。
そんな姿は、見たこと無いね。
毎回、いろいろな事を教えてもらえるがから、いつも楽しくスタッフが出来る。
一通りの説明を聞いた後、大積池に移動。
池ということで、進化したタイプのトンボが捕まるのだろう。

大積池は、少雨の影響でかなり干上がっていて、池の外周何処でもいけそうだ。
これなら、30人でも、気にせず網が振れる。
最初は、天気が曇りがちなため、トンボの数より参加者の人数の方が多いように思ったが
時間が経つにつれ、トンボの数も増える。みんな次々とトンボを捕まえていく。

最近灰ヶ峰公園の常連となったK兄弟が、交尾中のアオイトトンボを捕まえたと、見せに来てくれた。
交尾中はハート型に見えるトンボは、雌雄が同じ方向を向いているので、敵に襲われても
雄雌協力して飛べるので逃げやすいらしい。
あと、残り時間30分となったところで、ヤンマ系のトンボは誰も捕まえていない。
比較的高い所を飛ぶうえ、身のこなしが早く捕まえるのが難しいのだ。
そのうえ、人の動きも警戒して、あまり近くには寄ってこない。
私もヤンマを捕まえようと、池に突き出した石の上でチャレンジしたが、
網を振り回した拍子に、池に落ちそうだ。
落ちると、デジカメや携帯など高い買い物が発生しそうで無理は出来ない。
S岡さんが、「残り10分で何かが起こるのが灰ヶ峰の観察会」と意味ありげにつぶやく。
その言葉を実現するかのように、S岡さん、K垣さんが網を振る。

やはり、その道の

プロは違うのか、二人ともヤンマ系のトンボを捕まえた。
さすがと言うしかない。
丁度ここで、タイムアップしたので、公園に戻り、捕まえたトンボの同定に移る。
数えてみると、プロ?が捕まえたヤンマ系が2種類、アカトンボと呼ばれる仲間が5種類、
イトトンボ類が2種類、その他1種類の計10種類を捕まえていた。
その中からメスのトンボを探し出して、産卵の実験を行ってみた。
(種類によっても違うらしいが)トンボのお尻を水に浸けると、反応して卵を産みはじめた。

子供だけでなく大人からも歓声が上がる。
けしつぶの様なものが、トンボのお尻から水の中に落ちていくのが見えた。
始めて見る光景に感動しつつ、K垣さんにお礼を言って解散となりました。
まとめ
本日捕まえたトンボ
赤とんぼ類 マユタテアカネ、リスアカネ、ミヤマアカネ、ヒメアカネ、ナツアカネ
ヤンマ類 オオルリボシヤンマ、ギンヤンマ
イトトンボ類 アオイトトンボ、ホソミイトトンボ
その他 ウスバキトンボ
見られたトンボ ネキトンボ、シオカラトンボ